
PLENUS RICE TO BE HERE
J-WAVE
この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。)
http://abocavo.a.la9.jpwww.plenus.co.jphttps://kome-academy.com/www.eau.co.jp
Location:
United States
Networks:
J-WAVE
Description:
この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。) http://abocavo.a.la9.jpwww.plenus.co.jphttps://kome-academy.com/www.eau.co.jp
Language:
Japanese
Episodes
EP. 452『@犬山 、其ノ四 - シラカベーゼか茂免(犬山番外編)』
7/3/2025
東京から犬山に行くには大抵、名古屋を経由します。名古屋市内には江戸時代の武家屋敷の地割、そして面影が残っている白壁、主税町、そして橦木町という高級住宅街がありますが、そこにあるお屋敷の一つが現在「か茂免」という名前の料亭になっているのです。名庭師、七代目小川治兵衛が手がけたお庭を眺めながら、CHEF1グランプリ日本料理部門でナンバーワンに輝いた猪口真弥料理長が手がけるお料理を頂くのは至福のひとときでした・・・。
Duration:00:08:56
EP. 451『@犬山 、其ノ三 - 最高の馳走 国宝如庵』
7/2/2025
犬山には1618年に、織田信長の弟である織田有楽斎が作らせた「如庵」という茶室があります。現在は国宝に指定されているこの如庵は元々京都にありましたが、明治に東京に移築されて、その後大磯を経て最終的に犬山に移築され、現在に至っています。実は織田有楽斎をはじめ千利休など、茶道とキリスト教というのは意外に関係が深いという事はご存知でしたか?
Duration:00:08:57
EP. 450『@犬山 、其ノ二 - 唐犬頭巾をかぶった藩主』
7/1/2025
1584年に豊臣秀吉陣営と織田信雄・徳川家康陣営の間で長久手の戦いというのが起こります。その際に家康の臣下で唐犬の耳の形をした変わった頭巾を被って手柄を立てた成瀬正成という武将がいました。この成瀬正成は唐犬頭巾を被っていた事から、犬にちなんて犬山城が与えられ、犬山藩の初代藩主となっていくのです。そしてなんとこの犬山城は2000年代まで全国でも珍しい犬山家の個人所有だったのです!
Duration:00:08:56
EP. 449『@犬山 、其ノ一 - くしもの いぬやま』
6/30/2025
焼き鳥や串カツ、イカ焼き、おでんなどのいわゆる「串物」、皆さんはお好きですか?お城マニアならご存知の名城「犬山城」がある犬山は現在「串物の町」としてステーキから名古屋コーチン、だし巻き卵などさまざまな串グルメが楽しめるようになってます。城下町を串物を片手に食べ歩きながら散策するなんて素敵ですよね〜!
Duration:00:08:56
EP. 448『@大津 、其ノ四 - 琵琶湖縦断の夢』
6/26/2025
かつて琵琶湖には丸子船と呼ばれる船が縦断して物資を運んでいました。しかしペリーが乗ってきた蒸気船を見て、これを使えば運搬量が大幅に増え、運送時間も短縮出来ると考えた大聖寺藩出身の藩士・石川嶂は明治2年に琵琶湖で最初の蒸気船「一番丸」を就航させます。そんな水運も鉄道網の発達にともなって衰退していってしまいますが、近年、水運は環境負荷の少ない「グリーン物流」として再び注目されつつあります。
Duration:00:08:56
EP. 447『@大津 、其ノ三 - また逢おうぜの関』
6/25/2025
京都と大津の間、ちょうど滋賀県と京都の県境にあたる場所に「逢坂関」というところがあります。百人一首の中で蝉丸がここ逢坂関について謳った短歌がありますが、そこでは逢坂関が京の都から出て行く人も帰ってくる人も皆ここで出逢い、別れていく、いわば人々の喜びと悲しみが繰り返される場所であると謳われています・・・。
Duration:00:08:56
EP. 446『@大津 、其ノ二 - 琵琶湖は鏡』
6/24/2025
日本の文化に造詣が深かった随筆家の白洲正子さんは琵琶湖の周辺を何度も訪れています。「琵琶湖を一つの鏡と見做すなら、それは単に風景を映すだけの鏡ではない。人の心の奥にある感情や記憶までも映し出す深さをもっている」白洲さんはこんなふうに琵琶湖について書いています。そしてあの紫式部も源氏物語を書く上で琵琶湖に映し出された月が大きなインスピレーションになったと言い伝えられているのです・・・。
Duration:00:08:56
EP. 445『@大津 、其ノ一 - 大津、関税どうなった?』
6/23/2025
前回お話しした坂本も大津も琵琶湖のほとりの港町として発展してきました。平安時代の頃より日本海側でとれた海産物などの物資は船に積まれて琵琶湖を縦断し、京都まで運ばれて献上されていましたが、その際、坂本や大津は交易の要衝として重要な役割を果たしていました。やがて流通が盛んになってくると関所が設けられて、通行料や倉庫の保管料などを徴収するようになっていきます・・・。
Duration:00:08:56
EP. 444『@大津・坂本 、其ノ四 - 今も聞こえるヨイトマケのうた』
6/19/2025
京阪石山坂本線の終点、坂本比叡山口駅。ここにはかつて石を積む事を専門としていた「穴太衆」と呼ばれる職人集団がいました。弥生時代に日本に稲作が伝来した際、水田を作るのに石垣を積んだ事がそのルーツではないかといわれておりますが、その後、この穴太衆は江戸城をはじめ、日本中の多くのお城の基礎の石を積むのに駆り出されていたりしたそうです。
Duration:00:08:55
EP. 443『@大津・坂本 、其ノ三 - 鶴喜でおそばつるつる』
6/18/2025
大津・坂本には300年以上続く『鶴喜』さんという老舗のお蕎麦屋さんがあります。ここは随筆家の白洲正子さんもかつてよく来られていたそうで、1887年に建てられたお店は国の登録有形文化財にも指定されています。また、鶴喜さんはかつて延暦寺にお食事を運ぶ事が許された唯一の食べ物屋さんだったそうです。言うまでもなくお蕎麦は絶品でした!
Duration:00:08:55
EP. 442『@大津・坂本 、其ノ二 - 宇佐かまど』
6/17/2025
大津市にある坂本にはお料理を祀っている神様がいらっしゃいます。日吉大社の中には料理人の為の包丁を祀った包丁塚、そしてかまどを祀ったかまど神社というのがあります。また大津の錦織というところには平安時代から続く「清和四条流」という日本料理の流派まであるのです。琵琶湖の魚を使った料理など、ここには美味しいものが沢山あるのも納得ですね!
Duration:00:08:56
EP. 441『@大津・坂本 、其ノ一 - 縁結びますくくり姫』
6/16/2025
大津にある日吉大社には9世紀にくくり姫が降臨したといわれています。このくくり姫は黄泉の国へイザナミに逢いに行ったイザナギが「見てはいけない」と言われていたのに、イザナミの姿を見てしまった際、二人の仲をとりもった神様であると言われています。その為、人とのいざこざや揉め事があった際はここにお参りをすると良いそうです。
Duration:00:08:56
EP. 440『@貴船 、其ノ四 - 元気・天気、絵馬のふるさと』
6/12/2025
貴船神社では天気を禊いで下さる神様を祀っています。その昔、悪天候が続いたりした際は、この神様に馬を捧げて豊作を祈ったそうです。それがいつしか本物の馬から馬の絵を板に描くようになり、それが絵馬となったのです。今や全国どの神社に行ってもある絵馬ですが、貴船神社はまさにその発祥の地。そんな由緒ある貴船ですが、5月からは川床で貴船川の音を聴きながらおいしいお食事を頂く事が出来ます。
Duration:00:08:53
EP. 439『@貴船 、其ノ三 - 貴船は元気が生まれる根源の地』
6/11/2025
貴船神社にお参りした後は物凄く元気になりました。それはもしかしたら、この神社の御神木である桂の木のおかげかも知れません。樹齢400年、高さは約30メートルで、大地から天に向かってまっすぐに伸びています。この御神木の近くにあるひろ文さんという料亭でお食事をしましたが、炭火で美味しく焼かれた地元の川魚、正に逸品です。またこの炭火も穢れを祓ってくれるような気が致しますね!
Duration:00:08:55
EP. 438『@貴船 、其ノ二 - 螢たましい 玉散る滝の音』
6/10/2025
京都の北にある山間部の北山は市内と比べて涼しい事から、平安時代より避暑地として知られていました。貴船川もそんな由緒ある場所の一つ。貴船口の駅から貴船神社に向かって歩いていくと、右側に『蛍岩』という大きな岩が見えてきます。ここはその名の通り、蛍の見られる名所ですが、ここには今から1000年ほど前に恋に悩んでいた和泉式部が訪れています・・・。
Duration:00:08:54
EP. 437『@貴船 、其ノ一 - 貴船への梶、人生の梶取』
6/9/2025
神武天皇の母といわれている女性の神様、玉依姫命はあるとき、大阪湾から淀川を上って京都の鴨川を抜け、北の上流の方へと向かいます。そして鞍馬川と貴船川に分かれるところで鞍馬川の方へ上ろうとした際、舵取りの神様が現れて「こちらではありません。あちらの方ですよ」と貴船川の方へ行くよう玉依姫命に教えたという伝説があります。この舵取りの神が現れたといわれているのが現在の貴船口の駅があるところ、そして玉依姫命は貴船川の上流にある貴船神社では玉依姫命が祀られています。
Duration:00:08:55
EP. 435『@鞍馬山 、其ノ四 - 益寿糖たべて元気に!』
6/5/2025
京都のお土産と言えば多くの人の脳裏に浮かぶのは八ツ橋ではないでしょうか?京都にはかつて仙人が食していた生八ツ橋に少し似た食べ物で、食べると元気がハツラツになるといわれている「益寿糖」という名の伝説のスーパー・スウィーツがありました。お身体が弱かったと言われる大正天皇がまだ皇太子だった頃、その健康を心配した明治天皇が命じて「益寿糖」を復古させましたと言われています。おかげで「益寿糖」現在は誰でもお買い求め頂けるようになっています!
Duration:00:08:54
EP. 434『@鞍馬山 、其ノ三 - くらまは山椒ざんしょ!』
6/4/2025
鎌倉幕府初代征夷大将軍、源頼朝の父でもある源義朝の九番目の子であった源義経。幼少の頃は牛若丸と呼ばれ、鞍馬寺に預けられて将来は僧侶になる予定だったと言います。しかし、父義朝の仇である平家と戦うべく武士となり、壇ノ浦の戦いなどで武勲を立てるなだ大活躍します。そんな義経、一体当時どんなものを食べていたのでしょう?やはり鞍馬山名物の刺激的なあのスパイスだったのではないでしょうか!
Duration:00:08:56
EP. 433『@鞍馬山 、其ノ二 - 近くて遠いくらま山満月祭』
6/3/2025
京都市左京区北山にある鞍馬寺。源義経はここで修行をし、鞍馬山に棲んでいたと言われる大天狗を退治したと伝えられています。またそれより少し前の平安時代、清少納言によって書かれた「枕草子」にも「近うて遠きもの
くらまのつづらおりといふ道」という形で鞍馬山は登場します。左京区北山という京都市内にあってもなお、清少納言のように当時京の都に住んでいた人々にとって鞍馬山は近いようで遠いところだったようです。そしてここ鞍馬山では5月の満月の夜に行われる秘祭があるのです・・・。
Duration:00:08:56
EP. 432『@鞍馬山 、其ノ一 - うちゅう食ピーピーピッピー』
6/2/2025
今から約650万年前、京都の鞍馬に金星人が降り立ったという都市伝説があります。現在の人類の技術では金星が最も地球に近づいた時でさえ、到達するのに約200日ほどかかるそうです。そんな長旅ですと大事になるのがその間のお食事ですが、徳島大学で宇宙食の研究をされている先生がいらっしゃいます。そして宇宙食の研究で培った技術は実は地球上の農業にも応用されているのです!
Duration:00:08:55